墓地の正面入り口

墓地と言う聖域を囲む塀に当たる石囲みを巻き石と言う。
仏教用語では結界石とも言う。
聖域同士を囲って他家との区別をなす、
住まいで言えばまさしく隣家との境の塀だ。
昔の土葬時代は無かったが現代の火葬骨時代では
歴然と家と家の区別がなされている。
高さが15cmぐらい幅が12cmぐらいで囲って正面はクリ階段式にする。
こうする事で真四角に囲った事としている。
入り口が無ければ囲みの四方の石は同じ塀囲みとなって
後ろと正面の区別がつかなくなる。
墓石が向いているから前と言うのではなく
正面と後面のメリハリは必要だ。
墓地の入り口が有る方が前であるから
墓石も同じ方へ向けて立つ。