墓石へのお供え物

物の本を見ると、
開眼式でのお墓へのお供え物に『山の物、海の物、として大根や椎茸や昆布や海苔』と書かれている。
また、読者は真に受けて、それらを揃えなければならない物として供えている。
何って滑稽な事なのか。
乾物屋の店先ではない、
その様な美味しくも無い食べられもしない物を、絵のように飾って如何なのか。
もっと心を込めた御供物ってあるはずだ、
故人の好きであった物とか季節の物とか。
神道やあるまいし海彦山彦の物として考るのではなくて、
美味しそうな物を食べて頂くが如く御供えすべきだ。