お墓が立った時の金封

お墓が完成をしてお寺様に読経を勤めて頂く事を『開眼供養式』と呼んでいます。
入仏の大切な晴れの儀式です。
浄土真宗では建碑法要式と呼んでいます。
お墓と言うよりも見方を変えて頂ければお寺が建ったに等しいのです。
紅白の金封を使います。
建墓が、三回忌までの場合は未だ祝うと言う雰囲気に及ばない事からして仏事用の金封を使用しても当然構いません(仏事です)。
祝い用の金封を使用する時に憚られるのが、祝儀用の祝い袋に必ず用いられている『熨斗』に付いてです。
ある見識者は「仏事用に、神式のノシは使わない」と言う人も居ます。
元来は、神仏混交の時代からの継承した伝統作法ですから、神の物も仏の物も人間は使用して来た伝統過程が形成されています。
そう云う言い方を仏教側から言うのであれば、自分達のして来なかった事を反省をして新たに仏教で通用する祝い袋を考察し完成し使用すれば良い事です。