取り越し法要

節目の法事は、正しく命日でもって厳修すべきです。
6月1日が命日で3回忌ならば、6月1日に行います。
しかし生きている我々には勝手な都合が生じます。
6月1日は都合が悪いし、皆も平日で参加がしにくい。
と言う結論で後の日曜日にする事に成った。

後ではダメです。
浄土真宗のお寺様は「後でも先でも一緒だから構わない」と、至って無責任、と言うよりか軽率、
客の門徒に気を揉む商売人さながら。
法事の意味を知らなければ成りません、3回忌の意義を知るべしです。

節目の法事は、冥宮の裁判にあります。
追善追福法要を現世で営む事によって救われる世界へ回されると言うのです。
新幹線の発車時間前に駅に着いていなければ乗れません。
乗り遅れては意味も子も無いのです。
発車前に法事を勤めることを『取り越し法要』と言います。
事が発生する前の余分な心配を取り越し苦労と言うように揶揄されています。

止むに止まれない場合の法事はその前に行って下さい。