お骨は速やかに土へ還す

お骨を土へ還す為に墓地が必要です。
墓地は地目が『墓地』であって他の土地とは違って聖なる土地なのです。
魂は天空の浄土へ往生し、借り物の肉体は母なる浄土の土へ溶けて行くのです。
土へ還す行為としては同じだと誤解をされて山や海へ撒く人がいます。
それらは遺棄であって、母なる聖地の浄土の土へ溶けて還した事とは異質な蛮行です。
骨壺のままで、何時までも置いておくのではありません。
陸に上った河童同然の気の毒な放置でしかありません。

土葬の時代を考えてみてください、何年たっても腐るがままに捨て置く事が出来るのですか??。
早く土へ還す事こそ親孝行なのです。

昨今のテレビを見てください。
高齢者の面倒を見ていない、死んでミイラ化しても知らん顔、水も与えないで餓死させてしまう、
これって一体何が悪かったのでしょうか??。
死者の尊厳を尊ぶならば、葬儀を出し、法事を勤め、納骨を済ませ、親から頂いたこの身の有り難さぐらい感得して頂きたい。
手を合わせて感謝するぐらい、子として出来ない物なのでしょうか。