お墓が間違っている

お寺へ行くと高さが3米の阿弥陀坐像が祀られていて
参詣者は一様に感嘆の声を上げている。
素晴らしい仏像に寺院に景観だ。
 
それを、墓地墓石にも当てはめて考えて頂きたいのです。
 
日本全国の墓地墓石を見て回っておりますが、
100%近くの墓石が『◎◎家之墓』もしくは『◎◎家』または愛とか静とかの文字。
それらは◎◎家のお墓ですよと言う呼びかけ、愛や寂は単なる言葉の記号。
お墓は記念品ではないし印ではない。
記念品や印と思うのであれば遠方で不便なしかも高額な場所を買って立てる内容ではない。
何と勿体無い。
寺の僧侶はお墓に付いてどのように大切な檀家さんへお話指導をしておられるのでしょうか?。
石材店や霊園は、売れ売れ売れですから、
石が売れればそれで済む内容であって、
正しく施主のお墓を立てる勉強なんてしなくても仕事は出来る。
正しく家宗旨に則した、本堂のような荘厳な仏像を迎えてお祀りをした、お墓って立たないものなのでしょうか。
もう既に手遅れです。
悪貨が良貨を駆逐したお墓で埋め尽くされています。
私の声もだんだん消されて行きます。