禅宗のお墓の在るべき姿

臨済宗や曹洞宗で五輪塔を立てられる。

各輪に『梵字』が刻まれている。

何故、禅宗なのに梵字を刻んでいるのか。

五輪塔建立に当たって他の建立例を参考にされての事と思うが、

真言宗では梵字を刻んで正解ですが、禅宗には梵字など有りませんから刻んでは間違いなのです。

普通の墓石を見ますと『◎◎家之墓』と刻んで有って、ご本尊様もご先祖様も迎えて祀られていない。

有るのは、◎◎の家の墓ですヨ、と言う目印だけ。

こんな目印の看板に拝んでどうなると言うのだろうか?。

仏石の白毫部分に釈尊のシンボルである『円相』を刻む事こそ必須なのです。

五輪塔へ空風火水地を刻む。

供養墓には円相を刻む。

こうあるべしのお墓が見当たらないレベルの低下を嘆き憂いています。