お盆のお墓参りは不要なのか

月遅れ盆が近づくと、毎年言われる事が有る。
「お盆には、故人は家へ帰って来るからお墓は留守になっている」。
間違い。
死者には二つの道が有る。
一つは、仏と成って行く魂。
一つは、故人が借りていて置いて行った肉体(焼骨)。
このお骨の方を納めているのが墓地なのです。
成仏するであろうと言われている50回忌までは一生懸命に追善供養を勤めます。
故人のお身体(遺骨)を納めている墓石へ御参りに行く事こそ両者を祭祀する大切な孝行なのです。
お墓の前で泣かないでください、そこに居ません、風に成っています。
暴風が死者なんて暴論なのです。
土へ還って行く場所こそ墓地であって正に聖地なのです。
御参りへ行きましょう。