お墓閉まいを止めましょう

お墓閉まいと言う言葉が闊歩しています。
住職が飛びついた美辞です。
子孫が居ない理由で、施主の費用で解体させ、無縁を吹聴し、永代供養付きの納骨堂へ誘導する。
お寺の言う事ですから、皆さん安心してそうしてしまう。
墓しまいの理由を尋ねると「子供がいない」「娘だけで、嫁いでいるので負担を掛けたくない」「住職が勧めるから」、トンでも無い。
お墓は、もともと永代借地権を有している。
跡継ぎが居なくなっても、墓地墓石は未来永劫なのです。
京都の墓地を見てください、300年400年と立ち続けています。
おそらく、誰も継承している人はいないでしょう。
墓地に立ち続けているのです。
墓地と言う聖地に抱かれているのです。
墓石は記念碑ではありません。
仏菩薩をお迎えしている仏塔にご先祖は抱かれて往生を叶えているのです。
子孫の安寧の為に建てられた墓石を、ナゼ今あなたの勝手な理屈で解体など蛮行を犯すのですか。
商売上手な住職や石屋や霊園に惑わされてはなりません。
墓石を守り供養し報恩感謝の聖苑が墓石なのです。
貴方が絶えても、死者の魂は永遠なのです。
仏の住まう仏塔を解体し住処を追いやってはなりません。
高額な費用を要して、子孫の為にお建てに成った先祖の思いを考えるべきです。
永代供養などの美辞、今更唱えて頂かなくても、墓石は仏塔であって、極楽浄土が具現されており、僧侶の愚かな供養を頂かなくても、信頼されるご本尊様に抱かれて大満足なのです。