四十九日法要を途中の三十五日で打ち切らない

人が亡くなるとお逮夜法要がある。七日七日のお勤めを七回勤めて満中院となる。七×七=四九日である。これを満行してこそ浄土へ旅立つ資格が有せられる。ところが、俗なる下世話な話が横行して席巻している。四十九日法要が三ヶ月に渡ると良くない事が起こると言う人が有る。寺院ももっと指導をしなければその俗信が一人歩きをして常識化している。四九日が三ヶ月に渡ると『始終苦が身に付く』とのゴロ合わせを重んじる。正しく四十九日のお勤めを終えてこそ満中院である。途中退学ではなくて正しく卒業を満行してこそ卒業証書が頂けるのであって途中退学であってはなりませぬ。途中退学者が増えていることを嘆きます。