お塔婆を立てる

墓石の後ろに塔婆立があって塔婆を立てます。
この何でもない板が墓地では一番大切な物なのです。
塔婆として木製の五輪塔を数本立てた意味になるのです。
塔婆はインドの言葉でお釈迦様のお墓を表す
『スツーパSTUPA』を漢訳した言葉です。
それを短くして塔婆とか塔と言われています。
三重塔も五重塔卒塔婆なのです。
三重塔や五重塔の屋根の上に
『相輪塔』が避雷針のように立っています。
ここに『伏鉢』と呼ばれるお茶碗を伏せた形状のドームがあります、
これもお釈迦様のお墓を示しています。
一度見上げて確認してください。
塔で一番大切な物がこの伏鉢なのです。
伏鉢も塔婆もお釈迦様のお墓から来ています。