墓地の番号

墓地を求めに霊園へ行くと、石屋さんもお寺様も「番号なんて気にしなくても良い」と一瞥される。
確かに、全域が聖なる霊園であるので数字が良し悪しを影響を与える事も無い。
仏事は、奇数に行なっているが、これも偶数でも良いのかと言えばそうでもない。
であるならば、奇数に拘っているのであれば墓地の番号も奇数を選ぶ方が良いと言う事に成って来る。
奇数が陽数で吉なのだ。
1月1日(正月)、3月3日(女子の節句)、5月5日(男子の節句)、7月7日(星祭七夕)、9月9日(重陽節句)。
奇数の数字の最高が9であってしかも9が重なるから陽が重なるとして重陽節句として中国では尊んでいる。
宝篋印塔や五重塔や三重塔や多宝塔の屋根の上に在る相輪塔の九輪も九つの輪っかが有る。
選べるのであればと言う話で、番号を奇数で選ぶ、出来れば列も奇数でありたい。
かと言って偶数の時も有る、そう言う時は写経供養を十分に行っておいて墓地を聖なる浄土として経の力で良い墓地に変生を済ます。