天台宗での梵字彫刻

天台宗は大学で言えば総合大学(UNV)だ。
そこから各宗派の祖師が誕生している。
根本中堂のご本尊様は薬師如来であるが在家の阿弥陀様にも坐像と立像がある。
大日如来や使者の不動明王や観音様や多種が有る。
西塔に在る『にない堂』は天台宗比叡山の象徴と言える。
東に在る法華堂で法華経を唱え、西に在る常行堂阿弥陀経を唱える。
念仏系の僧侶ならば『キリーク』を刻み、
行者系の僧侶であれば『阿字』を刻む事となる。
何れの梵字でも構わない、住職の意向に沿う事と成る。