墓石の赤色

生前戒名を彫刻する場合に赤色を入れておきます。
入れる所は、下の『位号』の上の二文字の『法号』へ入れます。
泣くなれば剥離液で脱色を済ませます。
抜いた無地のままにするケースが多いのですが、
本来は濃紺色を挿入します。

建立者名も赤色を抜きます。
しかし、この部分の赤色は戒名の赤とは意味が違います。
墓石本体へ俗なる姓名が飛び込む事を嫌って赤を入れていますから、
亡くなったからと言って脱色をしたり濃紺色を入れなくてもそもそもは良いのです。

俗名として赤を入れておりますので。

しかし、私も昨今は、赤を抜いてもそのままでも宜しいのですが、
戒名の脱色と合わせて考える人が多過ぎますので赤色を抜くように迎合した話もしています。