お墓参りと友引と塩

お墓参りから帰れば塩を撒くと言う人がいる。
滑稽で気の毒な人も入るものと感心をしてしまう。
「自宅のご先祖は良い人が多いが、他家の先祖には悪霊もいる」と言う不安かららしい。
仏教では、どのような悪人も亡くなれば仏に成ると教えている。
悪人とは、こちら側に有る事だ。
それを祓う為に必要なアイテムが塩と言う。
塩を服の上からたった3g撒けば払拭されるのか。
霊を簡単にやっつけられる甚大な力の作用を有している物なのだ。
仏滅や友引の墓参はダメと声髙に言われている。
不思議な事に仏滅の初詣は抵抗が無いようだ。
神と仏は違うのか?。
御参りは、思い立ったが吉日である、
参って頂く側からすれば
来て頂き供養を手向けて頂ける嬉しさに感激をされているはず。
そう言うご先祖様に対して、
塩を撒き払う悪霊と思ったり、
祟って来るよからぬ霊と誤解したり、
そう言う眼で見つめる無礼や非礼を大いに反省すべきではないのだろうか。