諸仏を迎えた極楽世界

若狭国宝巡りに行ってきた。
本堂へ入ると素晴らしい世界が荘厳されている。
ご本尊様はカヤの一木造りの薬師如来で、
四天王と十二神将を従えている。
天蓋には飛天が描かれている。
 
人々は一斉に頭を垂れて手を合わせて合掌礼拝をしている。
 
敬虔な浄土が具現された堂内でありました。
 
お墓を思い出してください。
 
堂内で見られたような敬虔な仏教信者であるにも拘らず、
墓地では何故にも無残な石組でしかない形状なのでしょうか?。
敬虔な堂内に見られるようなお墓が何故立てられていないのでしょうか。
墓石に南無阿彌陀佛と刻めば、
貴方が頭を下げておられたような堂内の聖なる空間が具現されるのです。
コレほどまでにも熱心であるのに、
こんなに仏の世界を帰依しておあっれるのに、
立っている墓石が◎◎家之墓。
仏もいなければ、
思わず頭を垂れて合掌する相手もいない。
 
寺で見た貴方のお姿こそ本当の姿と言うのであれば、
もっとお墓に目や感心を向けていただきたいのです。
 
堂内に荘厳されているような状況をお墓に求めるのです。
でありますから墓塔と呼ぶに相応しいお墓が立つのです。