五輪塔の正しい建て方

霊園へ行くと沢山の五輪塔が立っていますが、どれ一つを取っても正しい塔が有りません。
今日行った霊園の塔も一基たりとも正しい物が無いのには呆れました。
この地域のお寺はどう指導をしているのか、
建立のお世話をしている石材店は五輪塔を知っているのか。
先ず、間違いを糺しておきます。
五輪塔の頭は鋭利に尖っている事、宝珠ですから先が尖る形状。
台石は必ず二個、地輪は台石ではありません。
梵字は正面の発心面のみで良い、四方に刻むと四面に花立や線香立が必要。
建立者名は上台石に刻む、地輪は仏石であって建立者名を刻む物ではない。
正しい五輪塔や宝篋印塔が立つように精進して行きましょう。