お墓が立てばサラシを巻いておこう

長年の努力が成じてお墓が立ちました。
霊園を見渡しますと、完成して墓石に、
ビニール袋が被せられていたり、
サラシの布で巻かれていたり、
何もせずに裸で立っていたりしています。
墓石は聖なる物です。
石材店に有る時は単なる石でしかありませんが、
完成を見ますと、それは石ではなく仏像に変成しているのです。
僧侶によって開眼供養(お魂迎え)が済むまでは、サラシを巻いて汚れから守らなければなりません。
汚れとは、
汚い雨水や塵など以外に
浮遊霊や不浄霊などの良からぬ物からの防御の必要性も有るのです。
墓石が立ったからと言って『ポカーン』と呑気に立ってはいられません。
必ずサラシの布で巻いておいて、式の時に施主の手で除幕をし、僧侶の力で入魂をして頂くのです。