浄土真宗寺院には墓地は無い

浄土真宗のお寺に、墓地なんてものはありませんよ。
だって、墓地の要らない宗派ですから。
もし、墓地をお持ちの浄土真宗のお寺が有ったとするならばそれは邪道を犯しています。
人は亡くなれば、速やかに極楽浄土へ往生するのですから墓地墓石など不要なのです。
何と有り難い宗派なのでしょうか、願う所の即往生です。
ですから法名に『釋』の字も付くのです。

ところが困った事に浄土真宗のお家でも墓地を設けて墓石を立てる希望者が多いのです。でも、寺に墓地が在りませんから他宗派の寺墓地に買ってしまいます。他宗派の寺墓地の謳い文句は『霊園になっていますから何宗の方でも構いません』。浄土真宗のお家の方が他宗旨の寺墓地を買ってしまいます。年々か後には浄土真宗の宗旨をその寺の宗旨へ変わってしまいます。そりゃそうでしょう、浄土真宗の寺よりも其処の寺とのお付き合いが進むのですから。自然的に一軒の門徒が減って行きます。
浄土真宗では墓を持ちません。
しかし、
南無阿彌陀佛とお迎えをした名号碑は持ちます。
仏壇に阿弥陀仏をお迎えしているように、
外なる仏壇の墓地にも南無阿彌陀佛と表記をしてご本尊様の阿弥陀様をお迎えをして、帰命する行為こそ本意なのです。
その阿弥陀様のお身体の石と亡き釋を名乗る我が家のホトケを一体化するお墓こそ最高なのです。
そう言う浄苑を造成する根性を持つ浄土真宗で有って欲しいのです。
○○家之墓と言う最低な墓石を拝んでいるようでは浄土真宗の僧侶の程度も知れています。
当派では偶像を拝みません!、阿弥陀様に帰依する御墓こそ最高の名号の碑なのです!、と言えませんか?。