お墓と彼岸

彼岸にはお墓参りに行く人も多いと思う。
ヤフーの知恵袋の葬儀のカテゴリーの中の質問に
『お彼岸にはお墓参りに行かなければなりませんか?』と質問者があった。
年間の内で、①お正月、②春彼岸、③お盆、④秋彼岸の仏教行事にはお墓参りに行って頂きたい。
また祥月命日や月命日には大勢の人がご先祖の墓参へ行かれる。
しかし、回答者の中の浄土真宗のお坊様が寄せられている文を読んで驚かされた。
お彼岸にお墓参りは不要と書かれている。
それは浄土真宗の考えであって、そもそもお墓に関心を持たない教団が
浄土真宗』なのですから、であれば、そういう回答でも仕方がない。
しかし、回答の序文の書き出だしが『お坊さんです』で始まっている。
お坊さんですと前置きされて書き出されていれば、
大勢の読者は、お坊さんの考えであると解釈をしてしまう。
それは大きな間違いであって、お坊さんの教えではなくて、
浄土真宗の教えなのです。
その他の真言宗禅宗日蓮宗などは勿論お墓を大事になさっておられますし
お彼岸イコール墓参と言っても過言ではありません。