お墓の百科

お墓の抜魂式と入魂式

古いお墓を立て替える時、移す時、などで抜魂や入魂の必要な時が有る。 浄土真宗の僧侶は、それらを不要として受け付けてくれない。 何故ならば「仏の世界へ往生していて墓石に魂は無い」と言う一点張り。 では、お墓って何?。墓が不要ならば墓が不要との一…

お墓へ写経を納めましょう

お写経の大切さが言われて久しい。文化教室でもお写経の講座が多くみられるが、何れも書家によるもので、美しく書く事が主眼の様です。私は僧侶として、書く意味も含めて説いてから書いて頂いています。書くお経も、般若心経、観音経、寿量品、正信偈、一枚…

お墓の講演会がある事をご存知ですか

明日、お墓と仏壇と葬式と法事をテーマにした講演会へ出掛けます。 これらの質問が、繰り返し繰り返し寄せられています。 ナゼ、正しい祭祀法を知ろうとしないのか。 次期が来なければ関心を持たれないのだとは思いますが。 誰もが知っているべき、老人学の…

生前墓(寿陵墓)

生前墓(寿陵墓)を立てれば長生きをする!、本当?。 生きている内に墓を立てれば足を引っ張られる!、本当?。 墓石は死者を葬る為だけの役割ではない。 建墓で一番肝心な目的は、 その石を仏の石にする事。 つまり、単なる石からご本尊様をお迎えした仏塔…

霊標は必要か不要か

墓石とは、家宗旨の仏菩薩をお迎えした仏石であるから僧侶の手によって入仏供養が勤められています。 その仏の像に先祖を迎えます。 そして分家初代からの亡き人の戒名を刻んでご本尊様と一体にしている物が墓石なのです。 墓石に戒名を刻む事は必須なのです…

〇〇家之墓は墓じゃない

何千万と言うお金を掛けた墓石が立っている。 虚勢と言われても仕方がない。 正面には『山田家之墓』と刻まれている。 そう言った看板を刻んで一体どうしようと言っているのか。 鈴木ではなくて山田である事は良く判りました。 それだけの事。 建墓とはそう…

古刹の霊園を見て回る

東京で天台宗寺院と言えばこのお寺。 1区画が600万円、その上に乗る墓石も400万円ぐらいはすると言う超高級霊園。将軍家菩提寺であるだけに価値観の高級も仕方がないと言う所か。 お手並み拝見と墓石群を見て回る。 これと言って感心する墓石が一基も…

お墓の研修会が始まります

1月21日から24日までお墓の勉強学習会が開催されます。 真言宗智山派本山智積院内の智積院会館で第26回を迎えます。 豊臣秀吉の息子の鶴松の菩提を弔うために立てられた智積院です。 現地研修としまして豊国廟へ早朝参拝し読経供養も行います。 妙法院や方広…

新年初詣はお墓参り

テレビで映る初詣風景。 お墓では絵にならないから放映こそされないが、お墓参りが一番肝心。 お家のご先祖様への御参りこそ、心願が叶えて頂ける。 両親のお墓への御参りこそ、一番近くのご先祖様。 何百万人の参詣のある有名社寺よりも、 貴方のご先祖様こ…

お墓のお掃除

年末はお家での大掃除はつきもの。 ご先祖のお家のお墓もお掃除に行かれる。 野ざらしの雨ざらしですから汚れていても当たり前。 結構、汚れを落とす喜びって有るものですね。 最近の墓石は磨きがかけられていますから、 水ぶきで十分なのです。 洗剤を掛け…

より良いお墓、正しいお墓

現在立っているお墓を見ますと、感心しない物ばかり。 しかし、新たに建て替えられるのであれば、そう言った間違いのお墓を立ててほしくないのです。二度と同じ轍を踏まない、正しい墓石を子孫に残して行って頂きたいのです。 何故、あのように豪華に墓域を…

墓石の優良石材店

墓石の優良石材店て何だとお思いですか?。 安く売ってくれる所でしょうか、石に精通している所でしょうか、優しい営業員の居る所でしょうか。 私の考える『優良石材店』とは、墓石の根幹の意味である『供養篤き墓塔』でなければなりません。 家宗旨に則した…

正しきお仏壇を設置する

お墓のご相談に全国のお家へ訪問しています。 墓地へ行く前に、ご自宅で詳細をお聞きします。 お仏壇を御参りさせて頂くのですが、殆どに間違いが有ります。 浄土宗のお家で、中央に阿弥陀様、向かって右に善導大師、向かって左に法然上人、なのに、左右が間…

全国仏教墓塔研修会が開催されます

平成26年の1月21日~23日までの3日間、京都にあります真言宗智山派総本山智積院内の智積院会館にて仏教墓塔研修会が開催されます。 こう言ったお墓の講義が為される催しは全国にありません。唯一の研修会が開催されるチャンスを逃してはならないのです。回を…

お墓は仏の住まい

墓石を何と見るのかによって考えが変わります。 仏の住まいとするのか、貴方好みの石組とするのか?。 お墓は宗教施設の『仏の住まい』なのです。 石を買って置いたのではありませんし、記念の碑でも有りません。 貴方ご自身は、亡き人をどのように扱いたい…

墓石の建立者名への朱色の入れ方

建立者名と言う事は当然生きている方をさします。 生きているからお墓も立てられるのです(施主)。 名前は『俗名』なのです。 姓名は俗名ではありません。 福原太郎の内、 福原は姓の名前であって俗名では無いのです。 太郎が俗なる名前ですから、聖なる墓石…

お墓の本から知識を得る

お墓を立てようとした時の、最善の知識の得方は、お墓の本を読む事です。 本屋には沢山のお墓の本が並んでいます。 著者を判断します。 石屋が書いている、占い師が書いている、僧侶が書いている、学者が書いている、各種各様です。 いずれ劣らぬ良書ですが…

第26回全国仏教墓塔研修会の開催

来年の仏教墓塔研修会の開催を真言宗智山派総本山の智積院で開催する事が決まりました。全国から石材店や霊園関係者や僧籍の人が熱心に墓塔の学習にお見えです。本年の黄檗宗万福寺に引き続いて本山での研修会です。私も真言宗の僧籍ですし、前管長の阿部龍…

お墓のホームページ

お墓のホームページも五万と出ています。 お墓の正しい建て方とやらも五万と出ています。 どれが正義でどれが悪人だか判りません。 素晴らしいページに行き当たりました。 こう言った人が廃退した石材業界に居られる事を知って少しホッと致しました。 読みや…

鞍馬寺と貴船神社

パワースポットとして大変人気な鞍馬寺と貴船神社へ行ってきました。 鞍馬寺の灯篭が素晴らしいのです。 火袋の向って右の上座に太陽が刻まれていて向かって左の下座に月が刻まれています。 貴船神社の本殿の向って右の上座に真榊の鏡と勾玉が、向かって左の…

お骨を土へ還す設備が墓地なのです

「お骨を土へ還すってどう言う事ですか?」と言う質問が有って驚きました。 お骨は、土へ還して当然と思っていたのですが、それさえ疑問に思う現代人がいる事に驚いたのです。 お骨は必ず土へ還します、骨壺の保管やコレクションではないのです。 せっかく墓…

墓地は売れません

墓地は借り物です、登記をしておりません。 寺から、霊園から、永代使用の許可が頂けただけなのです。 借りた物ですから不要になれば更地にしてお返しするだけなのです。 転売などの売買が出来ません。 また、墓地は相続ですから、相続者へ相続が適います。 …

御盆のお墓は留守ですか

御盆のお墓は留守だから御参りをしなくても良いと言う人が有る。 であれば、 御盆に仏壇へやって来るご先祖様は 普段は仏壇に居られないのでしょうか??。 御盆とは、逆さ吊りの苦痛と言う意味で、それを回避するためには回向を積みなさいと言うお話です。…

お釈迦様のお墓参りへ行きませんか?

仏教徒であるならば、生涯に一度お釈迦様のお墓参りへ行きませんか?。 家業で石材店を経営しているのであればお釈迦様のお墓参りへ行きませんか?。 各お家のご先祖様へ敬虔な祈りを捧げておられるように、仏教開祖のお釈迦様のお墓参りへ行こうではありま…

墓石へ赤字を入れる

戒名に赤字を入れる場合があります。 夫婦墓(位牌墓)で、ご主人が亡くなって奥様が健在の場合などで、 ご主人の戒名と並んで奥様の生前戒名に赤色を入れます。 その場合の赤字入れは法号にのみ入れるのです。 大姉や信女の上の二文字が法号です。 つまり、◎◎…

浄土真宗寺院には墓地は無い

浄土真宗のお寺に、墓地なんてものはありませんよ。 だって、墓地の要らない宗派ですから。 もし、墓地をお持ちの浄土真宗のお寺が有ったとするならばそれは邪道を犯しています。 人は亡くなれば、速やかに極楽浄土へ往生するのですから墓地墓石など不要なの…

墓地を買う

墓地を買うと普通は言います。 しかし、墓地は買うのではなく、借りるのです。 あくまでもお寺の物ですし霊園の物であって、 登記をするわけでもなく、自由に何でも立てられるわけでもありません。 従いまして、不要になったからと言って墓地を誰かに売れる…

お写経がブーム

NHKテレビで「お写経がブームです」と言っている。 ブームなんだろうか?、お写経を親しむって昔から盛んに取り進められています。 敢えてブームと言う必要もない。 写経の講師はほとんどが書道家です。 書道家がブームに火付け役になっているとすれば有…

お墓の講演会へ出掛けてみませんか

お墓の講演会ってどんなのでしょうか?。 一度訪ねてみてください。 お墓や葬式などは知っていそうで知らない事だらけです。 立派な大人としての知識を得ておく絶好の機会で学習なのです。 千載一遇の機会が訪れています。 (株)カルチャー大津【大津カルチャ…

お地蔵さんのお墓を建てる

時々お墓にお地蔵さんが立てられている。 水子や嬰児や孩子の戒名が刻まれている。 お地蔵さんにも舟形式と棹付式の二種がある。 舟形に見える部分は地蔵菩薩の光背ですから戒名を刻む部分としては相応しくありません。 従いまして棹付き地蔵尊墓をお勧めし…